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俺の屍を超えてゆけ

OP
今回紹介するのは「俺の屍を超えてゆけ」です。
PS用のゲームで、発売当時は結構話題になりました。
赤ん坊が出てくるあのCMを覚えている人も多いのではないでしょうか。それでは、張り切って紹介したいと思います。

・思い出話を少し
このゲームを初めて遊んだのは大学生の頃でした。
卒業研究のため連日深夜まで大学で作業をしてました。
作業の息抜きに訪れた留年して暇を持て余していた友人宅でこのゲームと出会いました。
友達からのアドバイスを聞きつつ、深夜に遊んだことを今でも鮮明に覚えています。
卒業研究が辛かったこともあり、その辛さを忘れるかのように夢中になって遊んだのを鮮明に覚えています。
こういうゲームはやっぱり特別です。

・世界観
平安時代ぐらいの日本が舞台です。
都(みやこ)に突如「朱点童子」という凶悪な鬼が現れます。
時の帝は朱点童子討伐の命を発します。
しかし、多くの武将がその命を果たせぬままに討ち死にしてしまいます。
そんな中とある武人の夫婦が「朱点童子」のもとにたどり着きます。オープニングムービーはそこから始まります。
このムービーがかなり熱い。
しょっぱなからがっつり、強烈に引き込まれます。
夫婦の結末は是非ムービーを見て知ってほしいので、詳細は伏せます。
まぁとにかくいろいろあって、夫婦は朱点童子を倒すことはできず、その役目は彼らの子供である主人公に託されます。

・主人公に掛けられた呪い
主人公は命こそ奪われなかったものの朱点童子から2つの呪いをかけられます。
一つは短命であること
どんなに長くても2年と生きられません。
もう一つは人間と交わることができなくなること

そんな制限の中で、主人公の復讐物語が始まります。 


・独特なゲームシステム
基本はロープレです。
通常のロープレでは敵を倒して、レベルを上げて強くなります。
このゲームでも、鬼を討伐することで主人公は強くなります。
しかし、短命の呪いのせいですぐに死にます。
主人公の意思はその子孫に引き継がれます。
主人公は人と交わることができないため、神様と交わり、子を残します。
鬼を倒すともらえる奉納点がたくさんあると、より強い神様と交わることができます。
多くの鬼を討伐し、奉納点をため、より強い神と交わり、より強い子を残す。
そうやって世代交代を重ねることで少しずつ主人公一族は力を少しずつ増していきます。
朱点童子討伐には長い時間が掛かり、それまでに多くの子孫が死にます。
主人公を含め、一族の人間が死ぬことは避けられません
文字通り、多くの屍を乗り越えて、朱点童子討伐を目指す。
俺の屍を超えてゆけ、その名は伊達ではありません。


・時間経過について
何かひとつの行動を選択すると1ヶ月の時間が経過します。
例えば、ダンジョンに鬼を討伐しに行く。
神様と交わる。
御前試合に参加する。
どれを選択しても1ヶ月が経過します。
ダンジョンを探索できる時間は限られていて、一定時間が過ぎれば1ヶ月が経過します。
ダンジョンを攻略するには多くの仲間が必要ですが、神様と交わるにも時間が必要です。
神様と交わったあと、子供ができるまでには2ヶ月の時間が必要です。
さらに、新しく生まれた子が一人前になるにも時間が必要です。
そして、時間の経過は誰かの死を意味します。
このゲームでは時間経過は必然であり、残酷です


・健康第一
ダンジョンは2ヶ月連続で探索することもできますが、ダンジョンを長く探索すると健康度と呼ばれるステータスが下がります(下がらない場合もある)。
この数値が下がりすぎると、寿命を迎える前にあっさりと死にます。
ダンジョン内に長く居るだけでなく、戦闘でダメージをくらい過ぎても健康度は下がります。
しかし、どんなに健康度に気をつけても、寿命が近づくと健康度は大幅に下がり、全ての能力が大きく低下してまともに戦えなくなってしまいます。

・ベストな討伐メンバーを維持する難しさ
鬼の討伐に参加できるのは4人ですが、ベストな状態の4人を集めるのは大変です。
子孫を作るタイミング、現在のメンバーの寿命の予測、そういったものがうまく合わないとベストメンバー4人は揃えられません。
パーティの中からベストメンバーを選んで、ボスと戦う。
他のゲームでは普通なことがこのゲームでは難しいんです
実際に、ボス戦でもベストメンバーで望めないことも多いです。
ベストメンバーなら貴様ごとき相手ではないのに!っと悔しい思いをするのもこのゲームを楽しくする重要な要素の一つです。
時間管理にしろ、討伐メンバーの維持にしろ、不自由さの中にある面白さを楽しむのがこのゲームの最大の特色といえるかもしれません。

・主要登場人物
主な登場人物は主人公の両親(源太とお輪)、主人公とその子孫、主人公一族のサポートのために天界から使わされた陽気な少女イツ花、それからダンジョンに関する情報を教えてくれる天界の使いっぱしりの黄川人(きつと)、あとはラスボスの朱点童子。

登場人物の数は少なくとも、そこで展開される物語は濃密です。
オープニングムービーから始まるこのゲームの最初の空気は激重です。
さらには、今後もバンバン人が死ぬわけですから明るくなりようがありません。
そんな重たい空気を振り払ってくれるのが「イツ花」です。
彼女の天真爛漫さには何度となく救われることでしょう
ダンジョン探索の冒頭にいろいろと解説を加えてくれる黄川人(きつと)
あからさまに思わせぶりな態度が多く、今後の展開に関していろいろと妄想を書き立てててくれる人。彼の存在もこのゲームを語る上で避けて通れません。


 ・本編のみに集中したゲーム設計

このゲームには所謂サブクエがありません
物語の全てをメインクエストのみに注ぎ込んであります。
町を探したり、町に住む住人から情報収集をする。
それまでのロールプレイングゲームでは当たり前だったことが一切ありません
自分たちの拠点とダンジョンを往復するだけで物語は進んでいきます。
このゲームにとって余分なものを全て剥ぎ取り、本編のみに全てを注ぐ
それが、俺の屍を超えてゆく、なのです

ゲームシステムと物語が一体となってどんどんのめり込んでいく。
そしてこのゲームの全てを表現したのが主題歌の「花」です
ゲームを進めると、違って聞こえてくるはずです。
今でも通勤途中の車で聞き続けるほど、大好きな歌です。

独特なゲームシステムですが、嵌ると特別なゲームになること間違いなし。
興味の沸いた方は是非遊んでみてください。
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hallさん、コメントありがとうございます! おっしゃる通りですね、Twitterでも「アンドロイドのタスク」という表現について指摘を受け、とても納得しました。 この抑圧感というか制作側に介入されてい...
私もデトロイト最近やってみました。 確かに他のゲームで文字付きの壁で通せんぼされると嫌かもですが、このゲームに限ってはいい演出の一部かなと思ってます。 操作するキャラクターは全てアンドロイドなので、実...
ソロモードをプレイして、高所と遮蔽物の大切さが身にしみております。 基本的な戦術なんですがいかに自分ができていないかが分かって良かったです(>_<) ソロモード気楽にできるので良いですよ...
amiyama さんがコメント ドラゴンクエスト11
コメントありがとうございます。 私もマルティナさん大好きです^^。
Tenchu さんがコメント ドラゴンクエスト11
ドラクエ11のキャラグラめっちゃすこです 僕はマルティナさんに種を全てつぎ込みました。

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