今回紹介するのは「Ryse: Son of Rome」です。Xbox oneのローンチタイトルとして発売されたゲームの一つで、Xboxの独占ソフトです。Xbox独占タイトルということもあって、知名度は低いのですが、とっても面白いゲームなので紹介したいと思います。
・舞台は古代ローマ帝国末期
舞台は古代ローマ帝国末期。主人公はローマの誇る軍団兵になったばかりの青年マリウス。彼の壮絶な戦いを描くのがこのゲームです。高度な文明と強大な軍事力を誇る古代ローマ帝国。しかし、皇帝ネロとその子息は自分達を神と勘違いしてやりたい放題。マリウスは、皇帝ネロの私欲にその人生を翻弄されていきます。
・王道的なストーリー
皇帝ネロとその子息を筆頭にローマの全てを司る元老院は腐りに腐っています。ローマのために命を懸ける軍団兵であるマリウスは、果たして今のローマのために戦う意味はあるのかと疑問を持ち始めます。ローマを襲ってきた蛮族に対する皇帝ネロの子息の態度を見ていると、どちらが蛮族なのかわからなくなるほどです。そういったマリウスの葛藤が丁寧に描かれていて、段々と彼を中心としたローマの物語に引き込まれていきます。
・2020年でも十分に通用する映像美
当時もそのグラフィックスの高さは話題になりました。Xbox oneのローンチタイトルとしては最高画質のゲームだったのは間違いないでしょう。今、遊んでみても十分に綺麗だと感じられます。古代ローマ帝国、密林、洞窟、未開の蛮族達の集落、海辺の砦、様々な景観を堪能することができます。
・戦闘の基本はコンボと軍団兵モード
戦闘はマリウスが一人で戦うものと、軍団兵を率いて戦うものの2つです。マリウスが戦う場合は、コンボを如何に連続させるかが肝です。コンボと言っても難しいことはなく、連続で攻撃を決めるだけです。ある程度敵にダメージを与えると処刑モードに移行できます。処刑モードでは敵の光色に合わせたボタンを押せばコンボが続きます。コンボを続けることでフォーカスゲージが溜まり、そのゲージを使って短時間の間超高速で行動できるようになります。こうなれば敵をタコ殴り放題、いくらでもコンボが繋がります。慣れてしまうと少々単調ではあります。
私のお気に入りは軍団兵を率いて戦うモードです。軍団兵にだせる命令は前進、盾を構えろ、槍を投げろ、の3つだけです。3つだけなのですが、如何にも古代ローマ兵の合戦という感じがして大好きです。これも慣れると単調ではあるんですが、ほかのゲームではあんまりシステムだし、軍団兵を率いるってのがやっぱりテンションが上がります。
・歴史に興味を持つきっかけにもなる
このゲームは、歴史上の登場人物がでてくるわけではない(皇帝ネロは実在の人物とは全くの別人)のですが、古代ローマ帝国の息吹は十分に感じられます。教科書で文字情報を中心として紹介される世界史は味気ないかもしれませんが、ゲームを入口とすれば比較的簡単に興味を持つことができると思います。古代ローマを舞台に描かれる一人の軍団兵の物語。興味を持った方は是非遊んでみてください。
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